[美容]プラセンタ注射でアンチエイジングを実感しませんか
2022年4月18日
プラセンタとは
プラセンタ(placenta)とは胎盤という意味です。
胎盤はお腹の赤ちゃんの発育には必要不可欠な組織です。臓器の機能がまだ十分ではない赤ちゃんのために、タンパク質合成・有害物の解毒・ホルモンの分泌などをする臓器で、赤ちゃんの生命を守る大切な役割を果たしています。
胎盤から抽出される成分で豊富な栄養成分が含まれており、肌や体に良い効果をもたらすと言われています。
医療用に使われているプラセンタ注射薬は、メルスモンとラエンネックの2つの製剤が医薬品として認可されており、当院ではラエンネックのみの取り扱いとなっています。
プラセンタ注射の成分原料
- タンパク質
- 脂質
- 糖質
- アミノ酸
- ビタミン
- ミネラル
- 細胞再生因子
- インターロイキン
など
これらの成分を多く含んでおり、健康や美容にとても良い影響を与えます。
化学合成された医薬品では、こんなにマルチな栄養素を含有することは難しいのではないでしょうか。
プラセンタ注射の投与間隔
個々の症状の状態によって異なり、回数や頻度に決まりはありません。
通常は週1回程度が良いと思います。人によっては1回に2~3本打たれる方もいらっしゃいます。
ただし、最初のうちは1週間に2回もしくは、1回に2本打ちからはじめてもらい2か月目以降は週に1回の割合で注射をすると効果が出やすいと言われています。
プラセンタ注射の副作用
ほとんど心配ございませんが子宮筋腫のある方は、筋腫が大きくなったり、筋腫から出血することがありますのでご遠慮ください。
日本では1950年代にはすでに、更年期障害や肝機能障害を治療する医薬品として厚生労働省(旧厚生省)が認可しており、現在も多くの医療機関で使用されています。
また、肝機能障害や更年期障害の治療薬として使われているヒト由来のプラセンタは、国内で提供された胎盤が使われており、現在までの治療の歴史の中で、重篤な副作用等は発症しておらず、安全性についても、製造過程においてしっかりと管理されています。
注意点
献血できない
製品には、もともと感染症を持たない女性の胎盤が使用され、さらにウイルスや細菌の活動を抑える目的で加熱処理が加えられているため、今まで大きな副作用の報告は見られていません。
ただし、ヒトの胎盤を原料としていることから、未知のウイルス等の感染症を完全に否定することはできないため、注射を始めたら献血を控えるようにとの通達が厚労省からなされています。
妊娠中
胎児に対する影響、生殖能力、多胎妊娠には影響を与えませんので、妊娠中も引き続き打つことが可能です。